どうも、30歳彼女いない歴=年齢のまふゆです。
読書ログ第1回目の今回は、
安達 裕哉(著)「頭のいい人が話す前に考えていること」について。

巷によくある「本の要約」みたいなことをしても、
たぶん読んでる人からしたら「ふーん」で終わっちゃうと思ったので、
今回は、非モテぼっち歴30年のぼくが、
この本を読んで「ぐぬぬ……そりゃ彼女できんわ」ってなった話を、個人的思想多めでゆるっと話していきます。
※この記事は、本を読んで「ぼくはこう考えた」っていう、あくまで個人的な読書記録です。
本の内容を忠実に要約したり、正確に表現しているわけではないので、その辺はご了承ください。
この本の結論(たぶん)
この本、いろんなことが書いてあったんだけど、
結局これに尽きるな〜って思ったのが、
「相手がなにを求めてるか?」を考えること。
感想よりも意見をベースに話した方が伝わりやすい、みたいなことも書かれてたけど、
それもやっぱり「相手がなにを求めてるか?」によるなと。
たとえば、普段の雑談とか個人ブログとかで、
ずーっと客観的な主張だけ話されたらどう感じるかって話です。

なんか、化学的エビデンスに基づいて〜とかデータばっかり語ってる人って、
逆に話が薄っぺらく感じない?
「絶対に正しい話」って、実は誰も求めてなかったりする。
さて、「相手がなにを求めてるか?」を、恋愛に置き換えて考えてみようと思う。
そもそも恋愛って、理性じゃなくて本能でしてるもので。
つまり相手が求めてるのは、“スペック”とか“トークスキル”(巷によくあるLINEの文章テクニック)とかじゃなくて、
もっとこう、直感的な魅力とか安心感なんだと思う。
実際会った時にその人自身に魅力がないと、相手に好きになってもらえない。
なのにぼくは、ずーっとLINEの文章テクニックで戦おうとしてた。

顔も合わせず、現実ではろくに話もせず、
なのにメッセージの中でだけ「爽やかイケメン」を演じる。

なんか、こうやって言語化してみるとほんとイタいな自分。
気になってた子にも、ずっとLINEで距離を詰めようとしてて、
いざ告白したときには「え? そんなつもりなかったけど…」みたいな空気になって振られる。
毎回これ。
正直、なんでいつも振られるのか、昔はよくわかってなかった。
でもこの本を読んでようやく理解できた。
相手の求めてるものを全然あげられてなかったんだなーって。

そりゃあ相手は恋に落ちない。
尽くすのと、ちゃんと考えるのとは違う
この本では「ちゃんと考える」っていうのは、
考える量じゃなくて「質」なんだと説明されてた。

広く浅く知識がある人よりも、何かを極めてる人の方が魅力的に映るよね。
これ、人間関係にもすごく当てはまる。
大事なのは、目の前の相手と、どれだけ誠実に向き合えるか。
ただ恋愛に置き換えて考えると、
「尽くす」ことと「ちゃんと考える」ことは全然違う、
ってことに注意しないといけないと思った。
ぼくは好きになるとすぐLINEが重くなるタイプでして…。
送りすぎたり、返事こないと数分置きに確認しては絶望して、を繰り返してた。

でもそれって、実は「相手のことを考えてる」んじゃなくて、
自分の気持ちを押しつけてただけだったんだよなと。
結果、相手は離れていく。
一方、友達なんかには(今はいないけど)そんなこと考えずに適当にLINEしてた。
でも、それで無視とかブロックされた経験はない。

自分の思考ではなく、相手と向き合う努力をせねば。
ここでぼくはこう結論づけたわけです↓
「考えない」という選択肢も、実は「ちゃんと考える」ことなのかもしれないなと。

世の中は矛盾だらけだ。
「友達からでよかったら…」の意味
人と闘うな、課題と闘え
本書より
恋愛においても、「いまこの人は自分と友達でいたいのか? 恋人になりたいのか?」
そこをちゃんと見ながら、コミュニケーション取らないといけないなと。
ぼくは好きになった瞬間に“付き合うこと”しか考えられなくなって、
いつもすぐに恋愛モードに突入しようとしてた。
でもそれって、相手が「さっぱりしたサラダ食べたい」って思ってるときに、
いきなり「分厚いステーキ」出してるようなもん。
そりゃ胃もたれするし、断られるのも当然だわ。

高2の冬、話したこともないクラスの人に急に校門で告白するという奇行に走った。その時に言われたのが、「友達からでよかったら…」
人は“賢そうな人”より“自信がある人”を求めてる

賢く話す人って、相手の承認欲求を満たすどころか、
むしろイラッとさせることがある。
たいていの場合「相手のため」じゃなくて、
「自分の承認欲を満たしたいだけ」。
でも、「自信がある人」って、そういう承認欲求が少ないから、
むしろ相手を満たす側に回れる。
ぼくが学生時代で誰とも付き合えなかった理由って、これかもな〜って思った。
彼女がいない歴=年齢ってことにコンプレックスがあって、
自信がないからこそ「彼女を作って自信をつけたい」と思ってた。
でもそれってつまり、「彼女=自己肯定感を上げるためのステータス」だったわけで。

自分が他人からどう見られるか?ばっかり考えてた。
そんな考え方で接してたら、文章も言葉も重たくなるわ。
結果、いつも失敗してた。
「自分がなにを言いたいか」じゃなくて、「相手がなにを伝えたいか」を考えながら聞くこと。
恋愛にも使える? 【構造化面接】のテクニック
この本には、「構造化面接」っていう手法も紹介されてた。
Googleの人事トップが考えたってやつで、簡単にまとめると、
- 過去の失敗や悩みにどのように対応したか?
- その行動の結果、どのような変化があったか?
- 仮に今、このような状況に置かれたら、あなたならどうするか?

調べると、「STAR法」という手法らしい。
項目 | 意味 | 使い方 |
---|---|---|
S(Situation) | 状況・背景 | どんな場面だったか?(いつ、どこで、何が起きていたか) |
T(Task) | 課題・役割 | 自分がそこで何をすべきだったか?どんな課題に直面していたか |
A(Action) | 行動 | 実際に自分がどう動いたか?どんな行動を取ったか |
R(Result) | 結果・学び | その結果どうなったか?何を得たか・学んだか |
例えば、ぼくの過去記事「新卒2ヶ月で会社を辞めた話」をSTAR法で構成するなら:
- S(状況):2019年、大学卒業後すぐ入社した某予備校の企業。入社2ヶ月で、社内文化や働き方に強い違和感を感じた。
- T(課題):本当は辞めたいのに、「どうやって退職を切り出せばいいのか」「社会的にどう見られるか」という不安で動けなかった。
- A(行動):何日も悩んだ末に退職代行に連絡し、LINEで退職の意思を伝えた。
- R(結果):結果的に大きなトラブルもなく退職できた。辞めたことで自分を追い込まずに済み、「辞めても人生終わらない」という実感が得られた。
こんな感じ。
これ、就活だけじゃなくて、日常会話や恋愛のコミュニケーションにも応用できそうだなと思った。
「失敗の科学」って本も読んだことあるけど、
「過去にどんな失敗をしたか?」「どう向き合ったか?」みたいな話って、
その人の本質というか、人柄や価値観がすごく見えてくると思う。

しかも、話題が尽きたときにも相手のことを自然に深掘りできて
より仲良くなれるきっかけにもなるし。
まとめ
以上、30年彼女いないぼっち男が頭がよくなる本を読んで、
なぜ彼女ができなかったのかをじわじわ理解していった記録でした。

最後までぼくの独特な考察にお付き合いいただき、ありがとうございました〜

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