どうも、30歳彼女いない歴=年齢のまふゆです。
「明日と言わず、まさに今日、会社に行きたくないんや……!」
人類の長年の夢、退職代行なら叶えられる。
さて、タイトルにもある通り、僕は2019年、新卒で入った会社をたった2ヶ月で辞めました。
で、辞めるときに使ったのが「退職代行サービス」
僕が利用したのは業界最安値の「SARABA」っていう会社。
当時は、会社辞めるってだけで心臓バクバクだったし、とにかく精神の限界だったんですよね。
でも、今思えば「会社辞めるのに数万円も払うの、もったいなっ!」って思ってて。
結果的に、退職代行を使ったのはそれっきりです。

まぁ「新卒の不安」って理由で使った部分は大きい。
今回は、
- 退職の不安との向き合い方
- 退職代行を使った方がいいケース
このあたりを、僕の体験をもとにゆるっと語ってみます。
▼会社、今すぐ辞めたい!▼
僕が会社を2ヶ月で辞めた流れ

2019年の4月に入社して、5月末の朝。
目が覚めたときに、「体が会社を拒否してる!!!」と感じ、その日に辞めることを決意。
当時入ったのは大阪の某企業。
仕事は、とある予備校の講師でした。
ちなみに選考のとき、2次面接で模擬授業があったんですが、
「絶対にここに入りたい!」っていう思いが強すぎて、
大学の教室を借りて3回以上、セリフを丸暗記する勢いで練習してました(笑)
その甲斐あって、ストレートで内定を獲得。
それくらいの熱量があって入った会社なのに、なぜすぐ辞めたのか?
理由は、期待が大きかったぶん、現実とのギャップを感じすぎてしまったからだと思います。
入社後に待っていた社会の現実↓
- 社員旅行で飛び交う、社長の悪口
- 主任の退勤時間に合わせて3時間のサービス残業
- 社長の機嫌に振り回される日々
- 先輩の弁当パシリ
- 同期が飲み会セッティングをミスして、社長室で土下座
あと地味にしんどかったのが、
「定時になっても誰も帰らない」現象。
正社員とはいえ、当たり前のようにみんな残ってPCカタカタしてる光景に
「……え、これが会社ではフツーなの?」って心の中で固まりました。
定められた労働時間以外に会社に貢献する理由が僕には理解できなかった。
(ちなみに僕は変なところだけメンタル強いので、新人だけど定時で即帰りしてました。同期は残ってたけども笑)
昨年にアマプラで「わたし、定時で帰ります。」のドラマをみて、もっとこの文化が広まればいいのにと思いました。
会社の謎ルールにも困惑
たとえば、お昼ごはん。
先輩が出前を頼むかどうか?を、なぜか後輩が確認しないといけない文化がありました。

新人が先輩の出前の注文聞かないと

はいー。(大人にもなって、ご飯くらい自分で頼めよ…)
自分のご飯くらい自分で確保してくれって、本気で思ってました(社不まっしぐら)
プロフィールにも書いてるけど、僕はずっと田舎でぬくぬく育ってきた世間知らずです。
テレビドラマの影響もあってか、「社会人=カッコイイ大人たちが活躍してる場所!」っていう過度な幻想を持ってました。
でも、いざ働いてみたら、実際そうでもなかった。
ピカピカのオフィスや運命の出会いは全てユートピアだったんだなと…
初めて見る社会の“汚さ”に、免疫がなかった僕は見事にやられました。
決定的な「辞める理由」がなかったのが逆に苦しかった
人間関係がめちゃくちゃ悪いわけでもなく、仕事内容にも不満があったわけじゃない。
ただ、じわじわと「なんか価値観が合わない…」が積み重なっていって、
ある朝ポキッと心が折れた感じ。
もしこれが、いわゆる「求人と実際の仕事内容が全然違う」とか「超ブラック」だったら、
「そりゃ辞めますわ」って堂々と辞表を出せたと思う。
最悪、バックレても向こうにも非があるし、責められにくいし(※諸説あり)
でも、そうじゃなかったからこそ、
余計に「退職する」旨を言い出しにくかったんだと思います。
即日退職に踏み切れない朝
退職代行に電話すれば、あっさりお金で解決できる。
お金の力は偉大だ。
退職代行のSARABAは労働組合で、会社への連絡は全て丸投げできる。
交渉しないのは違法になるため会社は従わざるを得ない。
労働組合法7条2号:
使用者が雇用する労働者の代表者と団体交渉をすることを正当な理由がなくて拒むことを不当労働行為として禁止
SARABAのサイトを見るたびに安心感が醸成されていくのに、
なぜかその一歩がなかなか踏み出せない。
朝6時に起きて、
そこから2時間、布団の上で何もせずひたすら悶々と悩むことに。
その後、出勤時間にもう間に合わないと自宅のリビングで悟ってから、
退職代行を利用しました。
当時の僕は、社会のことなんて右も左も分かってなくて、
「会社を辞める=人生の一大決心」みたいな感覚があったんです。

今は転職に何の抵抗もなくなってる(いいことなのか…)
- 2ヶ月で辞めたら、親や会社はどう思うんだろう…
- 履歴書に傷がついて、次の就職先決まらなかったらどうしよう…
- 社長に「辞めます」って言うの、怖すぎる…
こんな不安に押しつぶされて「もう限界だけど、言い出せない」って人、きっと多いと思います。
退職代行を使う前に考えたいこと

退職代行を使えば、それらの不安を“お金”で解決できる。
でも、決して安い買い物ではないわけです。
業界最安値のSARABAでも料金は24000円。
これを高いか安いか感じるのは人それぞれですが、当時の僕みたいに、
お金に余裕がない新卒にとっては、ちょっとハードル高い気もします。
それに、ジョブホッパーなんかは転職するたびに毎回退職代行に頼ってたら、
「俺、何のために働いてるんだっけ?」って、自己嫌悪に走ること間違いなしです。
退職代行を使う一番の理由って、
早期離職や会社に貢献してないために、辞めるって言いずらい…だと思います。

面と向かって言うのが常識、みたいな世間の風潮自体は薄れつつある。
だからこそ、「辞めたいけど言えない」不安をどう乗り越えるか。
退職代行に頼る前に使えるマインドを、次のパートで少しお話します。
「辞めたいけど言えない」不安の乗り越え方
「どうせ死ぬし」マインド
僕はこう見えてSNSは全然やらないんですけど、YouTubeは1日3時間は観る、超YouTube人間でして。
その中で、なかむたさんっていう有名ユーチューバーのこんな動画に出会いました↓
確かに、「退職します」って伝えるときは、心臓バクバクです。
でも、
地球が誕生して約146億年。
その中のたった100年の人生、さらにその中の“退職を言う数分”なんて、
塵にも満たないんです。
宇宙スケールで考えたら、
ナンパするのも、辞表出すのも、たいしたことじゃない。(※ナンパは未経験)
「人生、死ぬまでの暇つぶし」くらいに思えば、
ちょっと肩の力、抜けませんか?
社会の大人は、わりとクズ
社会人になったばかりの頃って、
なんかこう、周りが全員“ちゃんとした人”に見えてたんですよね。
でも、今では社会ってわりとクズ寄りの人が多いらしい、
という理に気づいたと言いますか…。
YouTubeで検索してみれば、
転職何回もしてたり、借金抱えてたりする人なんて山ほど出てくるし、
一見まともそうな人が、裏で悪口ばっか言ってたりもする。
さらに言えば、役職ついてても普通に仕事できない人って結構います。
- 何回言っても忘れやすい部長
- IT関連に疎い役員
- 指示が曖昧で、責任逃れしたい管理職
「この人たちも、自分のこと棚に上げてたんだな〜」って思うことは多々ある。
だから最近は、下を見て安心する以外にも(人間だからね)、
どんなにスーツを着込んで一見立派そうに見える人を前にしても、
- この人も、家ではビール片手にお尻かいてるんだろうな。
- あの人も、所詮はただの60兆個の細胞のかたまり。
って心から思えるようになってきました。
自分だけがダメなんじゃない。
そう思えたら、退職を言うハードルも少し下がるはずです。
辞めても死なない。稼ぐ手段は山ほどある
お金の不安から退職に踏み切れない人もいると思います。
どうせいつか死ぬけど、
結論、たかが会社ひとつ辞めたってすぐには死ねません。
翌朝ベッドから起き上がると「また今日も生きるんだな」
と思う毎日を繰り返すだけです。
お金が必要なら(多くの人はもっと、もっとと思い込んでるだけに過ぎないけど)、
今の時代いくらでも稼ぐ手段があります。
▷ 僕が無職のときにやってた金策
- スキマバイト(タイミー、シェアフル、メルカリハロなど)
- フードデリバリー
- フリマサイトで不用品を売る
とくにスキマバイトは、いろんな職種が経験できて面白い。
昨年タイミーが上場して求人数も増えてるし、スキマバイトは今の注目株です。
とにかく、流行ってるサービスを使うのが稼ぎやすいコツですね。
逆に、フードデリバリーは最近きつい。
僕が2019年にUber Eatsを始めたときは、
かなりのブルーオーシャンで、インセンティブも豪華でかなり稼げました。

時給大体3000円はいっていた感覚があります。
でもその後、いまは亡きDiDi FoodやFood Panda(懐かしい…)などが参入して、デリバリー業界は完全に飽和状態に。
最近だと、おそらく都内や休日、雨の日にがんばらないとまともに稼げない。
ちょっと退職から話はそれましたが、
流行っているもので稼ぐ、をモットーに生きていけば人生逃げ切ることができます。
早期離職なら、以外と社長を通さなくていい場合もある
社長も暇ではない。
会社によっては、数ヶ月で辞めるような新人に、社長がわざわざ時間割かないことも多い。
実際、僕は今年2月に入った某製薬会社を2ヶ月で辞めたんですけど、話したのは上司・部長・室長の3人。
これだけでもビビるかもしれないけど、社長に直談判よりは全然マシ。
「会社を辞めたいんです」と立場が上の人に直接伝えるごとに、病気の免疫みたいに耐性がつきます。
この経験があったからこそ、もうこれからは「息をするように辞める」くらいの感覚でいけそうです。(クズ発言)
というか、会社辞めるのって、こっちの権利だしね……!!
家族への告白
正直、家族へ退職したことを伝えるのが一番精神的にこたえました。
2ヶ月で辞めたなんて、親からしたらどう思うか、そればかりが思考を埋め尽くされ、申し訳なさで、途中から涙が出てきました。
最初は、やはりびっくりした様子で、怒られました。
でも、家族は「あなたの人生なんだから、好きに生きなさい」と、最後は励ましてくれました。
でも実際のところ、正直に話してスッキリしました。
退職代行を使った方がいいケース

新卒で社会に崇高なイメージがある人
これ、まさに昔の僕です。
まぁ現実は、社会も会社も、ただの“人間が作ったシステム”なんで、
思ってるより崇高でも怖くもないんですけどね。
お金よりメンタルの安定を優先したい人
辞めるって伝れるのって労働者の権利、とは割り切りつつも、
ほとんどの人にとっては胃が痛くなることに変わりはないはず。
特にこんな人たちには、退職代行が助けになるかもしれません:
- 早期離職で後ろめたさを感じてる
- 仕事ができなくて辞めることに罪悪感がある
- 適応障害やうつで苦しい
そんなときは、無理せず、プロに頼るのもアリです。
【まとめ】早期退職は怖くない!転職が当たり前の時代

「早期退職は悪だ!」っていう価値観、
それってもう平成の話です。
今は、転職も副業も当たり前の時代。
一社で人生終えるなんて、レアケースになりつつある。
だから、自分の心が「無理かも」って思ったときは、
逃げてもいいし、辞めてもいいし、助けを借りたっていいんです。
命より大事な会社なんて、ないんだから。
▼会社、今すぐ辞めたい!▼
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