どうも、30歳彼女いない歴=年齢のまふゆです。
読書ログ第2回目の今回は、
松橋 良紀 (著)『うまく「雑談できる人」と「できない人」』の習慣について。
雑談なんて時間の無駄無駄ぁ!
「どこ住んでるの?」「どんな仕事してるの?」「今日寒いですね~」
──こういう中身のない会話、正直くだらないって思ってました。
誰とでも気軽に話すとか意味わからん。
「協調性?自分を高める勉強を黙々してた方がマシ」って感じで、
街中のカフェやビルの下で談笑してる人たちを、鼻で笑ってたこともあった気がする。
そんなぼくがなぜこの本を手に取ったかというと、30歳になっても彼女ができないことにちょっと焦りを感じ始めたからです。(遅い)
彼女ができない理由のひとつに、
「人とのコミュニケーションを極端に避けてる」ことがあるんじゃないか。
雑談がしたくなさすぎて、職場で手持ち無沙汰にならないよう無駄に仕事したり、
変に緊張して構えてしまったりする。
でも最近は、こうも思うようになりました。
雑談によるストレスよりも、
雑談しないことで生まれるストレスのほうがしんどいのかもって。
で、この本を読んでみて、正直、雑談のイメージがちょっと変わりました。
雑談って、なんとなく「アドリブ力が問われる」って感じがしてたけど、
実は、事前に準備しておけることもあるんだなって。
そう気づいたら、少し心が軽くなった気がします。
よく考えてみれば、
「自己紹介して」って言われたとき、いつも即興でその場のノリに任せてたな、と。
それじゃ、印象に残らないし、周りと差もつけられない。
そんなわけで、ここからはぼくが個人的に心に刺さった「雑談の技術」や「使えそうな習慣」について書いていこうと思います。

巷によくある「本の要約」みたいなことをしても、
たぶん読んでる人からしたら「ふーん」で終わっちゃうと思ったので、
今回は、非モテぼっち歴30年のぼくが、
この本を読んで「ぐぬぬ……そりゃ彼女できんわ」ってなった話を、個人的思想多めでゆるっと話していきます。
※この記事は、本を読んで「ぼくはこう考えた」っていう、あくまで個人的な読書記録です。
本の内容を忠実に要約したり、正確に表現しているわけではないので、その辺はご了承ください。
清潔感=ヘアスタイルでほぼ決まる
清潔感とは、ヘアスタイルの影響がほとんど。
本書より
実際、清潔感はほぼヘアスタイルで決まるという研究があるらしい。
この一文を見たとき、思わず「AGA治療始めといてよかったーー!」って思いました。
昨年の12月から、AGA治療をはじめて半年が経ちます。
やってることは、
・頭皮に直接薬を注入する治療(けっこう痛い)
・毎日の服薬
最初は、「半年でそんなに変わる?」と半信半疑だったんですが、
びっくりするくらい髪の密度が変わってきたんです。
📷 半年前の写真(M字が…)


📷 半年後の写真(だいぶ埋まってきた!)


M字の部分が全然違う!
自分で鏡を見ても、「あれ、なんか顔面偏差値ちょっと上がった…?」って錯覚するレベル。
改めて思う、髪の毛ってほんと大事。
治療費は、合計で100万円近くかかりました。
正直、なかなかの覚悟が必要な金額です。
費用の壁にビビって、そのまま何もせずに放置して中年を迎えている人も多いと思います。
でも、成果が目に見える形で出たこと、
そして何より、自分に自信がけっこう持てるようになったことは、金額以上の価値があったと思ってます。
なんかAGAの広告っぽくなって申し訳ないが、
言いたいのは、髪の清潔感の影響力ってほんとバカにできないよってこと。
服装が多少ラフでも、「素朴でいいね」って言われることはある。
でも、髪がボサボサだったり、脂っぽかったりすると、
どんなイケメンや美人でも、ちょっと萎える。
逆に髪が整ってるだけで「ちゃんとしてる人感」が一気に出る。
今まで髪に無頓着だった人ほど、
ちょっと髪型を変えたり治療をはじめるだけで、印象が劇的に変わるかもしれません。
気を遣うと話がつまらなくなる
批判を恐れて当たり障りない会話をする人ほどつまらなくなる。
こんな感じのことが本書に書かれていて、妙に納得してしまった。
特に初対面の相手だと、無意識に当たり障りのないことばかり話して、
いつまでも浅い関係のまま終わってしまうこと、よくあります。
それって結局、相手を気遣っているようで、実は自分を守ってるだけなんですよね。
自分もそうなんですが、
気を遣いすぎる人って、どこか「自信がなさそう」に見えてしまう。
で、それが男としての魅力のなさに直結する。

これはちょっと残酷だけど、わりと現実。
あとは鶏と卵の話になりますが、自信がないから気を遣ってしまう、って場面も多いと思います。
じゃあ、どうすればいいのか?
本書からひとつヒントを得たのが、
「スキル」と「自分の価値」は分けて考えるってこと。
本書には、こんなコロンビア大学の研究が紹介されてました。
「頭のよさ」だけを褒められた生徒は、「努力」を褒められた生徒よりも成績が悪くなった。
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューより
つまり、結果や能力だけで評価されると、人は不安定になるということ。
社会に出ると、どうしても「何ができるか」ばかりが問われがちで、
うまくいかなかったときに「自分には才能がないんだ…」と自己否定に走ってしまう。
でも、能力がないからといって、他人に気を使う必要はどこにもないはず。

スキルと自分の価値を切り離して考えられるようになると、
少しずつ「自信のなさ」が薄れて、変な気遣いもしなくなる気がします。
雑談に困ったときは、木戸に立ちかけし衣食住
本書では、ホステスや営業の現場で実際に使われている雑談テクが紹介されてました。
正直、「これ事前に頭に置いとくだけでも、雑談ちょっとラクになるかも!」って思ったので、共有しておきます。
- 「き」:気候 例)「最近暑くなって、朝散歩辛くなってきましたね」
- 「ど」:道楽 例)「最近ハマってることとかありますか?」
- 「に」:ニュース 例)「昨日の台風のニュース見ました?」
- 「た」:旅 例)「冬に行くおすすめの旅行先とかってあったりしますか?」
- 「ち」:知人 例)「〇〇って実は彼女いない歴=年齢なんだって!」
- 「か」:家庭 例)「実はぼく、家族含めてLINEの友達が4人しかいないんですよ〜」
- 「け」:健康 例)筋トレするなら、あそこのジムがおすすめだよ」
- 「し」:仕事 例)どんな大学出て、今は何系のお仕事に就いてるの?(圧)
- 「衣」:ファッション 例)その服の色の組み合わせいいですねぇ。
- 「食」:食 例)おすすめの寿司屋さんとかあります?
- 「住」:住まい 例)家近いですね!今度遊びに行ってもいいですか!
ぼくみたいに「雑談=ムダ」と思ってたタイプでも、
この「木戸に立ちかけし衣食住」があると、いろいろ小出しにして相手の出方を伺おう、
みたいなゲーム性が生まれるので、ちょっと楽しくなりそう。
おすすめです。
よくわからないと相手にストレスになる
本書では、脳科学の研究も紹介されていて、
「あー、ちゃんと伝えるってやっぱ大事なんだな」って思いました。
・、「よくわからないストレス」があると、人は怒りやすくなる
出典:telling,「脳が怒るメカニズム」
・そもそも怒るのは、“脳が暇”だから
たとえば、職場で怒られた時とか。
正直に状況を話せばすぐ終わる話なのに、
テンパって意味不明な言い訳を並べちゃって、
結果的に相手を余計にイライラさせてしまう、みたいな。
相手は、「で、結局なにが言いたいの?」ってモヤモヤしてる時間がストレスになるんですね。
これは雑談にも言えることで、
「え、どういう意味?」って思わせる話し方は、逆に気まずさを生む原因になる。

声が小さい、とかも「よくわからない」を生んでしまうなと。
おまけ:ジラード250人の法則ってマジ?
本書では、「六次の隔たり」っていう社会心理学の話が出てきました。
簡単にいうと、人は誰とでも、6人のつながりを介せばつながれるっていう説です。
これを踏まえて、個人の何気ない発信でも、世界とつながる可能性がある…みたいな壮大な話に展開されていきます。
で、その中で紹介されてたのが、
ジラード250人の法則
ジラード250人の法則:
人は1人あたり、平均して250人の人とつながっている。
たとえば、結婚式や葬式に呼ぶ人数の平均は「250人」である。
ここでぼくはこう絶望したわけです。

いや、みんなそんなに知り合いいるの???
すみません、雑談のノウハウから外れるんですが、最後に怒りだけぶちまけさせてください。
結婚式や葬式に250人って……そんなに来る!?
それが「平均」って、この世界はどうかしてる。
いや、待てよ。
人間の脳は、150人以上と親しくなれないっていう旨の研究があったじゃないか!
(※ダンバー数)
いや待て、
それでも150人だ。
じゃあ今、自分は何人とつながっているのか…改めてLINEを開いてみた。
ここで友が150人近くいないと、リソースを持て余していることになって至極勿体無いことになる。
結果は・・・

\ (家族ふくめて)4人 /
( ^∀^)
終わった。
そもそも雑談スキルを使う パイ(母数) が少なすぎた。
以上、「繋がりの密度が低すぎて雑談できない男」ことまふゆでした。
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